About

Method

専用の成型機で固められた石鹸専用の成型機で固められた石鹸

一般的な枠練り石鹸や機械練り石鹸などは、石鹸素地以外にも、水や香料、防腐剤、発泡剤などを添加することが少なくありません。equals Balancing Face Soapの主成分は、植物性の石鹸素地と海塩、セラミドのみ。また、従来の製造方法では1〜2%程度しか配合できなかった海塩を30%配合し、泡立てたときに人のからだに近い塩分濃度にしています。それを実現しているのが、equals独自の技術「真空加圧製法」です。

equals:セラミド+海塩30%+石鹸素地(植物性)/一般的な練り石鹸:水20〜30%+香料や防腐剤、発泡剤など+石鹸素地
微粉末化した原料

真空加圧製法による作り方

初めに、植物性の石鹸素地と海塩、セラミド、アスタキサンチンや椿シードなどの原料を微粉末化します。それらを混ぜ合わせて、専用の成型機へ。その後、真空状態にしながら、約90tの圧力で一気に押し固めます。このときにも水や熱を一切加えません。

乾燥した微粉末を圧力だけで固めることによって、水分や気泡がほとんど入らず、必要な成分だけで形作られた高密度で溶けにくい石鹸ができあがります。湿度の高い浴室でもドロドロにならず、長くお使いいただけます。

History

工場での生産風景工場での生産風景

equalsのBalancing Face Soapは、製造販売会社であるロイスの開発者が、自身のアトピーの悩みを解決しようと、20年の歳月をかけて作り上げました。

佐賀県にあるロイスの工場で研究開発を開始したのは1995年ごろ。
市販の石鹸が肌に合わなかった開発者は、着色料や香料、化学合成成分を一切使わない、肌に優しい素材だけでできた石鹸を作ることを思い付きます。また、当時、アトピー治療のひとつとして注目されていたタラソテラピー(※)に着想を得て、海塩を配合することにしました。

そのなかで考案されたのが、微粉末化した原料に水や熱を加えずに高圧のプレス機で圧縮する「真空加圧製法」です。開発者は、知り合いの技術者に設計から依頼し、試行錯誤を繰り返します。機械が完成後も、実際にきれいな形の石鹸ができるまでに、5年以上を要しています。成分も長年改良を重ね、従来2%が限界とされていた海塩の配合比率を、業界初の30%まで引き上げることに成功しました。

塩分を高配合した石鹸を泡立てると、塩分濃度は人のからだに近い約0.9%。
こうして、傷や肌荒れ、アトピーなどの方でも刺激の少ない、肌に優しい石鹸ができました。
「アトピーでも使える石鹸」という目的から始まりましたが、次第にその良さを実感いただき、「ツルツルになる」「肌が明るくなった」と美容効果を感じる声も。ロイスにしかない真空加圧製法という技術を活かして、現在は、自社商品以外にOEMでもたくさんの企業やブランドの石鹸作りをお手伝いしています。

  • ※海水に浸かることで皮膚炎を改善するという海洋療法
  • 石鹸素地
  • 完成した石鹸
equals Balancing Face Soap

Eco-friendly

製造工程では、水を使用せず、熱エネルギーの使用も最小限に抑えられています。また、石油系界面活性剤を使用した洗剤や洗顔料と比べると、自然界で分解されやすいため、洗顔後の排水も、地球環境に優しい商品となっています。